定期点検整備記録簿の大切さ

皆さんは中古車を購入する時に定期点検整備記録簿がちゃんとあるかどうかをチェックしていますか。定期点検整備記録簿というものが何なのかさえ分からないという人がいるでしょうか。これは中古車選びにおいて非常に重要なポイントになってきます。この定期点検整備記録簿というのはメーカーが発行するもので新車には必ず車検証とともについてくるのです。これは、過去にどんな整備をしたかという記録なのです。この記録にはどんなことが含まれるのでしょうか。この整備の記録にはオイル交換などに関しても詳細が記録されます。また、その整備をどこで受けたのかということに関してまで記載されるようになっているのです。
では、中古車を購入する時にこのメーカー発行の記録簿がついているかどうかというのが重要になってくるのでしょうか。なぜなら、この定期点検整備記録簿を見ることで過去1年間や2年間の間に定期的に点検を行っているかということがわかるからです。さらに、修理をして直しているところがどこかがわかります。中古車というのは乗り始めてしばらくしていろいろなところが故障してくる場合があります。この定期点検整備記録簿で修理した部分がわかればどこが壊れやすく、どこがしばらく壊れないかが事前に大体わかるのです。壊れる部分によっては修理代がとても高くついてしまいます。ですから、この記録簿をチェックするというのは非常に効果的なのです。新車には必ずこの記録簿がついてくるのですから、すべての中古車に無条件でこの記録簿がついているのではないかと思う人がいるかもしれません。それがついていない場合もあるので要チェックなのです。なぜでしょうか。
なぜなら、記録簿がないのは意図的である場合があるからなのです。つまり、購入者に知られたくない何か事実が隠されている可能性があるのです。事故を起こしたことのある事故車の場合もありますから要注意です。さらに、記録簿がない場合は走行教理がごまかされている可能性さえあるのです。なぜなら、記録簿には日付とともに走行距離の記入が義務付けられているのです。その記録簿がないということは走行距離を容易にごまかすことができるのです。ですから、まずはこのメーカー発行の定期点検整備記録簿がついている中古車かどうかをチェックしましょう。メーカー発行のものがなくても、ディーラー独自のものや販売店独自のものが備わっているかをチェックしましょう。