プライスボードの見方

皆さんは中古車を購入する時に中古車販売店巡りをしたことがありますか。中古車販売店に出向いてじっくり見ることはせずに販売店の前を車で通りながら、車のフロントガラスのところに掲げられているボードに書いてある価格だけをチェックしているという人は多いかもしれませんね。しかし、実はこのプライスボードで重要なのは価格ではないのです。もちろん価格も重要なのですが、どのような内容でその価格になっているのかということの方が重要なのです。というのも、中古車の価格設定というのはそれぞれの中古車販売店によって違いますし、掘り出し物もあればそうではない物もあるからなのです。
では、どのようにプライスボードを見たらよいのでしょうか。ここでは基本的なプライスボードの見方について紹介しましょう。まずプライスボードに書かれている内容や表記の仕方というのはどの販売店でも大抵一緒だということを覚えておきましょう。なぜなら、表記の仕方や内容というのは自動車公正取引協議会によって決められているからです。まず最初に車名が記載されています。グレードや装備なども書かれていることもありますから要チェックです。さらには、国土交通省の型式指定制度によって決められている型式が記号で表示されています。モデルチェンジをしている車種の場合はモデルチェンジ前後で記号は違いますからこの記号を見ればモデルチェンジしているものかがわかります。
さらに、現金販売価格が表示されています。税金や諸費用は含まれていませんからここに表示されている価格のみで購入できるわけでありません。次に記載されているのが初年度登録年月です。これは製造されて初めて登録された年月日のことで大抵の国産車がどちらも同じですね。会社の場合は登録年式と製造年式が違っている場合がありますから注意しましょう。この情報からわかるのはその車が製造されてからどのくらいの年月が経っているのかということです。さらに重要な情報が、車検証有効期限です。これは車検が切れるまでの残りの期間のことです。
つまり、この期間が短ければ短いほど車検が早く来るということです。表示価格があまりにも安い場合はこの期限がとても短いか、購入する際に車検をしなければいけない車検切れの可能性が高いでしょう。このようにプライスボードには様々な情報が記載されています。価格や品質に影響するのでしっかりとチェックするようにしましょう。